こんにちは、えぬです。
今日は、アダルトチルドレン(AC)の人に「今日は何食べたい?」と聞いた時、
すぐに返事を返せないのはなぜか?について考えました。

今日、何食べたい?って聞かれても何も思いつかなくて・・・

ACの人は自分の気持ちが分からないって人が多いです。
どうして分からなくなるのか考えてみましょう。
- 自分のことを聞かれると困ってしまう人
- いつも相手に合せてしまう人
- 自分の気持ちの出し方が分からない人
- 自分の気持ちを大切にする方法
アダルトチルドレンの多くは自分の気持ちが分からなくなる
アダルトチルドレンの多くは自分の気持ちが分からない人が多い。
理由は、自分の気持ちを我慢してきたからです。

気持ちを我慢と言うか「無い」ものとしてきた感じです
なので、
自分は何が好きか?
何が嫌いなのか?
自分にとって何が幸せなのか?
何が不幸なのかが分からないのです。
もっと些細な会話の場面で例えると、
「今日、何食べたい?」って質問されても食べたいものが思い浮かびません。
どうして思い浮かばないのか・・??
厳密に言うと、自分が何を食べたいのか考えていないので
食べたいものが浮かぶことはありません。

えっ!質問されても考えていないってどういうこと?
「今日、何食べたい?」と質問された時のアダルトチルドレンの思考
では、「今日、何食べたい?」と聞かれた時、
多くのACの人は何を考えているのでしょうか?
ACの人は自分が何を食べたいか?考えているのではなく、
相手は何を食べたいと思っているのだろう・・・とか
何を食べたいと答えたら正解なのかな・・・って考えています。

初めから、何を食べたいか?って考えてないってこと?

そう。自分の気持ちは「無い」ものとしてきたから無意識に、
自分を飛び越えて相手のことを考えているのです
なぜ自分のことを飛び越えて相手のことを考えるのか?
理由を2つあげてみます。
①人に嫌われたくないという思いが強いケース
子供の頃にたくさん傷ついてきたので、もうこれ以上、傷つきたくない気持ちが根深くあると、
相手に合せることで、自分で自分を守っている。
何を食べたいか聞かれた時は、自分の意見ではなく相手が何を食べたいと思っているのか?
相手に負担にならない答えを探しているのです。
②本当に何が食べたいか分からないケース
人に嫌われたくないと強く思うので、自分の気持ちを「無いもの」として、
相手に合せてきた。
そうすると、だんだん自分のことが分からなくなって自分がどうしたいのか分からなくなります
このケースは本当に何が食べたいか分からないので、「何でもいいから決めて下さい」というように
相手に委ねるようにもなります。
特に、この②のケースは本当に長い間、自分の気持ちを我慢して、
自分というものが薄くなってきているケースです。
自分というものが薄くなっていること自体感じづらくなりますので、
早く改善しないといけないですね。
相手に合せ続けるとどうなっていくのか?
自分の意見も感情もなくなって考える力が衰えてしまい、
自分では何も決められないことになり兼ねません。
感情は、悲しいという気持ちも怒りだけでなく、
楽しいた喜びの気持ちも感じづらくなります。
だんだん気持ちが感じづらくなっている感覚さえ
薄れていくと、慢性的に虚無感を感じます。

虚無感は、何も感じない、空っぽな感じ、自分が自分じゃない感じ、何も価値がない。そんなイメージです
その内、メンタル疾患になり治療が必要になることあります
そうなる前に、改善するように心がけていきましょう。
自分のことが分からなくなる前に、自分で選択する習慣を作る
小さなことから、意識して自分で決める習慣作りをしてみましょう。
- 自分で選んで好きなことをする
- 自分で選んで食べる
- 自分で行き先を選ぶ
当たり前のことのように思いますが、
アダルトチルドレンの人は、
人から嫌われたくないという思いから、自分で選択することを極力してこなかったので、自分で決める力が弱くなっています。
ポイントは、当然ですが人にたずねることをやめることです。
他人に影響がある選択はせずに、
まずは自分だけで完結する選択をする。

でも、自分で選んでって言われても、自分がどうしたいか
わからないのよね・・・。

自分で選んで決めるためには自分の感情を出す必要がありますね
アダルトチルドレンの人は、子供の頃の家庭環境で、
無意識のうちに自分の気持ちを出していけないと思っていたり、
もうこれ以上、つらい思いはしたくないと強く思っていて、
自分の感情に蓋をしています。
なのでなかなか、自分の気持ちが出てこないことがあります。
「今、私はどう思っている?」
とゆっくり質問してみましょう。
その時、出てきた自分の感情を否定しないでください。
- 私は、怒ってもいい
- 私は、不安になってもいい
- 私は、悲しいと感じてもいい
「私は○○していい」と自分に許可を出すイメージで
「そっかそうだよね」
「うん。わかるよ」
出来てきた自分の感情を大切にしてください。
自分の気持ちを大切にした先のあるもの
自分の感情を大切にしていると、さまざまなポジティブな変化が
現れます。
どんな変化か具体的に2つあげてみます。
相手と対等な関係を築ける
今までは相手に嫌われたくないと強く思っていたので
相手の意見に合せていました。
自分の意見を言うことが出来ると、
違う意見があっても良いと考えることが出来て相手も尊重できて
対等な関係を築ける
自分の人生を生きられる
相手の期待や世間の価値観に流されるのではなく
「私はどうしたいか?」を基準にして選択できるようになります。
その結果、後悔が少なくなり納得感のある人生を歩めるようになります。
自分の気持ちを大切にする練習は今からでも遅くない
これまで自分の意見を抑え続けてきた人は、
「今さら自分の気持ちを大切にするなんて遅いのでは?」と思うかもしれません。
でもそんなことはありません。
意見をすぐに伝えることは、すぐに上手にできなくても大丈夫です
少しずつ練習していけばいいのです。

最初は、本当はどう思っているのだろう?と自分に問いかけるだけで十分ですよ
まずは自分の気持ちを出す習慣を作りましょう。
大切なのは「今からでもできる」と信じることではないでしょうか?
自分を大切にすることに遅すぎることなんてありません。
今、この瞬間から一緒に始めてみましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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